DXの本質を見誤るな!
JMACは生産革新の分野で卓越したノウハウと実績を持つ。そこで、ものづくり企業の持つ強みを生かしたDXの在り方とデジタル人材のあるべき姿を、JMACでは提案したいと考える。多くのベンダーやコンサルティングファームが世に問うているデジタル人材像とは、根本的に異なるのである。経営戦略、チェンジマネジメントにも熟知したJMACだからこそ、DXを俯瞰できると考えている。
ものづくり企業におけるデジタル人材とはどんな人材であるべきか、明確な定義がないのが現状だ。現状はデータサイエンティストやアナリストを重視する傾向にある。自社の経営戦略に沿い、バックキャスト思考でデジタルによる自社の未来を描ける人材が求められているにもかかわらず、技術偏重の人材になってしまっている。
さらに、ものづくり企業にフィットしたデジタル人材像が不明確であるが故に、デジタル人材が身に付けるべきスキルセットは見定まらないのが現実だ。無論、有効な教育を提供することもできない。
DXの推進を担うのはデジタル人材に他ならない。今、「誰に」「何を」「どのように育成するのか」が早急に求められている。新たな企業価値を創出するデジタル人材に求められる要件と育成については、次回以降で紹介していく。
コンサルタント 毛利大 (もうり だい)
デジタルイノベーション事業本部 本部長
シニア・コンサルタント
生産戦略と呼応した生産システム再構築を領域とし、新工場建設、生産プロセス再設計領域で活躍。JMACスマートファクトリー構築のコアコンセプト「TAKUETSU Plant Design Method」「スマートファクトリーイメージセル」を考案。デジタルをテコとしたものづくりのあり方、Dx推進の在り方を常に研究し続け発信。
コンサルタント 神山洋輔 (かみやま ようすけ)
デジタルイノベーション事業本部
スマートファクトリー推進室室長
入社以来、一貫して生産領域のコンサルティングに従事しており、生産戦略立案から現場改善・成果創出まで幅広い支援を行っている。
新工場建設や生産システムデザインに多くの実績あり、デジタルを活用したものづくり革新やスマートファクトリー構築支援を推進している。