ここ数日、ソウルでの会食の席での話題は「上海スキャンダル」で持ち切りだ。謎の中国人女性が在上海韓国領事と次々と不適切な関係を持ち、便宜供与を受けたうえ、機密情報まで流出していた疑いが出ている。

上海領事を次々篭絡した中国の美女

「不倫スキャンダル」にゆれる上海の韓国総領事館

韓国外交官による不倫スキャンダルの舞台となった上海。この高層ビルの下で何が・・・〔AFPBB News

 いとも簡単に何人もの外交官が中国で1人の女性に籠絡され、機密情報まで提供していた。これだけでも大変な不祥事だが、この女性を巡って領事同士が対立。さらに総領事と副総領事が非難し合うなどのお粗末ぶりも露呈した。

 北朝鮮と対峙する韓国の対中外交は大丈夫なのか。

 問題の核心にいるのは、33歳の中国人女性。朝鮮族出身で中国に駐在する韓国人ビジネスマンと2001年に結婚、娘もいる。

 この女性は、流暢な韓国語を話すこともあり、上海の韓国人社会で急速に人脈を築いていく。外交官とも面識ができ、ここ2~3年の間に領事館の業務にも協力するようになった。

 と言うのも、この女性が、上海市や共産党などに強力なコネを持っていたからだ。

領事館の難題、トラブルを次々解決

 要人との面談取りつけから、通関問題、さらに警察関係のトラブル処理など、領事館が抱える日常の難題を、この女性は次々と解決してみせた。

 特に、要人との面談取りつけの際には、依頼した領事の目の前で電話をかけて、すぐにOKをもらうこともあったという。

 この女性の経歴は謎に包まれていて、上海の韓国人社会では「上海市長の秘書をしていた」「共産党の超大物指導者の孫」「別の超大物有力者の親戚」――など様々な噂が出ていた。

 本人も「超大物との特別な関係」を否定するどころか、におわせることが多かったという。韓国語を流暢に話し、中国の有力者に強いコネを持つ。おまけに30代前半の美人。