韓国で熱い女の闘いが繰り広げられている。サムスングループとロッテグループのオーナー会長の長女2人が、仁川と金浦空港の免税店ビジネスを巡って激しい争いを演じているのだ。

サムスン対ロッテ、勝つのはどっち?

女の戦いの舞台はここ。仁川国際空港(ウィキペディア

 プライドをかけた2人の女帝の争いは訴訟合戦にまで発展。韓国の経済界はいま、この話題で持ちきりとなっている。

 争いの主役は、李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女とロッテグループの重光武雄(韓国名・辛格浩=シン・キョクホ=)会長の長女だ。

 もちろん2人とも単なる「財閥会長のお嬢様」ではない。

 李健熙会長の長女である李富真(イ・ブジン)氏(40)はホテル新羅の社長。一方の重光会長の長女である辛英子(シン・ヨンジャ)氏(68)も百貨店事業のロッテショッピング社長と、ともに名うての経営者なのである。

 年齢差はあるが、2人とも「父親譲りの経営手腕」でグループ中核企業のトップを務める実力者だ。

サムスングループの一翼を担う

 李富真氏は延世大学児童学科卒後、サムスン電子などを経てホテル新羅入りした。3人兄妹の中で、経営者としては最も積極的な性格と言われる。

 2004年にホテル新羅の常務に就任して以来、グループ経営の一翼を担っている。

 現在は、グループの事実上の持ち株会社であるサムスンエバーランドの社長を兼ねるほか、サムスン物産や石油化学事業などにも関与し、「将来はサムスングループの一部を分割継承する」との見方も強い。

 一方、ロッテショッピング社長の辛英子氏は梨花女子大家政学科卒後、父親のそばで事業を学んだ。