ソーシャルメディア大手は、先ごろ今年(2018年)4~6月期の決算を発表した。これによって、各社が利用者数の伸び悩みで苦戦している状況が明らかになった。
スナップとツイッターの利用者が減少、FBも欧州で減少
例えば、フォトメッセージングサービス「Snapchat」を運営する米スナップは8月7日の決算発表で、4~6月期の1日当たりの利用者数が1億8800万人となり、前の四半期の1億9100万人から減少したことを明らかにした。
米フェイスブックも7月の決算発表で、4~6月期の欧州における、1日当たりと1カ月当たりの利用者数がともに、前の四半期から減り、北米の利用者数が横ばいになったことを明らかにした。
米ツイッターは、4~6月期の1カ月当たりの世界利用者数が前の四半期から100万人減少したと発表した。
フェイスブックとツイッターはともに利用者数減少の理由として、欧州で5月に施行された「GDPR(一般データ保護規則)」の影響を挙げた。ツイッターは、偽アカウントなどの不正利用対策の影響もあったと説明している。
こうした突如とした伸び悩みは何を意味するのだろうか。ソーシャルメディアには、もはや新規利用者が入る余地はなく、その成長はピークに達したのかと米CNBCは伝えている。