アマゾン、ヘルスケア企業設立へ バークシャー・JPモルガンと提携

アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(2017年12月14日撮影)。(c)AFP PHOTO / Mandel NGAN〔AFPBB News

 スマートフォンなどを使って、目の前の実際の風景にデジタル画像を重ね合わせる技術を「AR(augmented reality、拡張現実)」と呼ぶ。米アマゾン・ドットコムは昨年、この技術を使ったショッピング機能「AR view」を米国で始めた。

商品を自宅に仮想配置できるサービス

 これは、当初、米アップルの「iPhone」用アマゾンアプリで提供していたのだが、このほど、米グーグルの「Android」搭載スマートフォンでも、利用できるようになったと同社は発表した

 AR viewの使い方は簡単だ。まずアプリ内にあるカメラアイコンをタップし、続けて「AR view」アイコンをタップする。すると、アマゾンで販売されているさまざまな商品の画像が表示される。そのうちの1つをタップして選ぶと、その商品が、カメラによって映し出される顧客自宅内の画像に重ねて表示される。

 これらの商品画像は、画面に映る室内風景に合わせ、サイズが自動調整される。このため、商品があたかもそこにあるかのように見える。

 例えば、テーブルや椅子などの家具を置きたい場所に配置して、サイズや見栄えをチェックすることができる。画像は3Dで表現され、指を使って向きを変えることができる。スマートフォンカメラの角度や前後の位置を変えて、さまざまな方向、距離から見ることも可能だ。

 アマゾンが、新たにYouTubeで公開した動画には、新居に引っ越してきたばかりの夫婦が、このアプリで部屋にソファーやベビーベッドを配置し、サイズや見栄えなどを確認する様子が映っている。

 アマゾンによると、この機能が使える商品は、すでに数千種あり、その数は今後、週単位で拡大していくという。