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<100の行動94>
憲法の前文で日本を現し、国家元首も明記しよう!
1.民主主義、自由主義、法の支配、基本的人権といった基本的価値の実現を明記せよ!
憲法前文では 「われらの安全と生存」は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」保持されるとしていますが、 今や、この前提は成り立たない。北朝鮮のみならず、日本領海侵犯を繰り返している現状を見れば、明らか。日本人が尊重している民主主義、自由主義、法の支配、基本的人権といった基本的価値は、世界では未だ実現していない。日本は、こうした基本的価値の実現に向けて、世界をリードしていく姿勢を示すことを提案する
2.日本人が大切にする日本の伝統、文化のエッセンスを明記せよ!
憲法前文には、日本の歴史や伝統に関する記述はない。憲法改正にあたっては、諸外国の例に倣い、日本の歴史や伝統、「和の精神」や「武士道精神」などについて前文で明記することを提案する
3.元首としての天皇の地位の明確化を!
「元首がいない」国は、世界の中でとても珍しい。日本でも、実態に合わせて、天皇を元首として明確化することを提案する。元首としての象徴君主である天皇、政治のトップとしての総理大臣と、日本の顔が明らかになる
4.天皇の行為の明確化を!
憲法に、天皇の国事行為が列挙されているが、実際には、天皇が国事行為以外に行っている「公的行為」は数多くある。憲法に規定する国事行為に、「外国の元首や外交上の重要人物の接受」などの公的行為を加えることを提案する。また譲位についても、議論を経たうえで、適宜憲法に明記するのも一案と考える
スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長
(肩書は2016年10月のもの)
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http://100koudou.com/?p=2375
書籍『日本を動かす「100の行動」』