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<100の行動83>
過度な規制を無くし、自己責任のルールを社会に浸透させよ!

1.政府は、必要最低限のルールを策定して市場を監視せよ!
まず、行政は規制を必要最小限に抑えることが必要。問題が起こった際に、一部の不届き者を厳罰に処し、迅速な原因究明と再発防止が可能となる体制を確立させることが、重要と考える

2.消費者庁は、消費者の声を業界に反映する橋渡し役となり、産業を育成する役割を果たせ!
2012年、消費者庁はコンプガチャについて、景品表示法違反の疑いを指摘した。これを受け、ゲーム会社は一斉にコンプガチャを廃止した。消費者庁は運用基準改定前については違法認定をしないという判断を行い、結果的に、消費者も産業も守ることができた。このように、消費者庁は、消費者の声を業界に反映する橋渡し役となり、業界を健全化しつつ、産業を育成する役割を担うべきと考える

3.消費者は、政府への過度の期待を持たず、 賢明な消費者となれ!
消費者が賢明な購買行動をとることにより、法律で縛ることなく、悪質な企業を市場から淘汰することができる。一方、政府に頼ると、規制が強化され、産業界のコストが上がり、結果的に消費者負担が増えることになる。我々消費者が、政府に依存することなく、賢明な購買行動をとっていく必要がある

スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長

(肩書は2016年7月のもの)

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http://100koudou.com/?p=1918

書籍『日本を動かす「100の行動」』