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<100の行動80>
新渡来人計画!戦略的に移民を受け入れ、活力ある日本を創ろう!
1.年に10万人帰化・20万人の在留外国人受け入れ拡大計画を!
日本の働き手は、毎年70万人以上減少している。これを補う一つの政策が、「新渡来人計画」。年に20万人の在留外国人を受け入れ、年に10万人の日本国籍取得者を確保する戦略を提案する。20年間続ければ、200万人の国民が増える計算になる。
2. まずは高度人材、そして技能人材へと拡大を!
「新渡来人計画」にあたっては、「日本にとって有益な人材」を受け入れることが重要。具体的には、高学歴、富裕層、高い技能を持つ人材などを対象としたうえで、徐々に専門的技能所有者・単純労働者へと拡大していくべき。なし崩し的で無計画な移民受け入れでは、非合法移民の増加や社会不安を招くことになる。
3.留学・教育と連携して新渡来人の裾野の拡大を進めよ!
日本への定着が最もスムーズに進むのは、外国人留学生。日本の大学の門戸を開き、日本で学び、生活し、文化を理解する外国人の数を拡大させる必要がある。また、教育機関ばかりでなく、食や伝統工芸などの職人、企業におけるエンジニア、農業などにおける技能教育を拡充することも重要。
4.グリーンカード制度の創設を!
日本も、米国の成功事例を踏まえ、グリーンカード制度の導入を検討することを提案する。日本にとって有益な外国人には、日本の永住権が保障され、雇用や家族の生活、子どもの教育などについても日本人と同一の権利が与えられることが望ましいと考える。移民政策は、まさに国家100年の計。「新渡来人計画」について、タブーを排し、国民全体で議論すべきと考える。
スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長
(肩書は2016年7月のもの)
記事ページはこちら
http://100koudou.com/?p=1880
書籍『日本を動かす「100の行動」』