インスタグラム、ユーザーが4億人突破

米カリフォルニア州でのメディアイベントで、インスタグラムを起動したスマートフォンの画面(資料写真)〔AFPBB News

 米フェイスブック傘下の写真共有サービス、インスタグラム(Instagram)が、写真や動画の表示順序を変更すると発表したことが話題になっている。

「30%の投稿を最高のものに」

 インスタグラムはそのサービスを開始した2010年以来、最新の投稿が常に画面上部に来る逆時系列順の表示方式をとってきたが、今後はマシンラーニング(機械学習)と呼ばれる技術を用いた新たな表示方式に切り替わり、ユーザーは興味のある写真や動画を見逃すことがなくなるという。

 同社によると、新たな表示順序を決定する要素は、「いいね!」やコメントといった行動から推測したユーザーの興味、ユーザーと投稿者の関係、投稿のタイミングなどだという。

 ただしこの変更は現在のところ、一部のユーザーを対象にした実験の段階。今後、寄せられる意見を参考にし、時間をかけて適切なものに調整していくという。ユーザーが新たな画面を目にすることになるのは数カ月後だと同社は説明している。

 インスタグラムの共同創業者で、最高経営責任者(CEO)、ケビン・シストロム氏によると、ユーザーは平均して画面に表示される投稿の約70%を見逃しているという。

 「今回の変更は、ユーザーが目にする30%の投稿を可能な限り最高のものにすることが目的」と同氏は米ニューヨーク・タイムズとのインタビューに応じて述べている。

好みのコンテンツを見つけやすく

 同氏は具体的な変更方法などを明らかにしておらず、今後サービスの使い勝手がどのように変わるのか現時点では分からない。だが、インスタグラムの公式ブログへの投稿記事には次のような説明がある。

 「お気に入りのミュージシャンが前日の夜のコンサートの動画を投稿しても、その投稿はあなたが朝起きるまで待っている。あなたがどんなに多くのアカウントをフォローしていても、あなたがどの時間帯の地域に住んでいてもだ」