ミニブログのツイッター(Twitter)が同社サイト「Twitter.com」のデザインを刷新すると発表して話題になっている。
2006年のサービス開始以来、簡素なサイトデザインに徹してきたが、今回の変更は大規模。これにより、サードパーティー企業のビジネスが危ぶまれるなどと米欧のメディアが報じている。
動画や写真をサイト内に表示
新デザインの特徴は、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」や、動画中継サイト「ユーストリーム(Ustream)」、米ヤフーの写真共有サイト「フリッカー(Flickr)」など、合計16の他社サービスと連携する点。
これまでユーザーがツイッター上で動画や写真を見てもらいたい場合、他社サービスにあるコンテンツのリンクをツイート(投稿)の中に記し、そのリンクをクリックしてサイトを移動してもらう必要があった。今後はそうした画像をツイッター内で表示できるようになる。
もう1つの大きな特徴は、画面を2分割デザインに変更した点だ。ツイートの一覧を左側に表示し、右側には動画や写真などのコンテンツ、投稿者の情報や関連のツイートなどを表示する。左画面の特定の場所をクリックすると、右側に関連情報が次々と現れるという仕組みだ。
新デザインはまず試験版として、一部のユーザーに公開した。今後数週間かけて順次対象ユーザーを拡大するとしている。
懸念されるサードパーティー離れ
サイト刷新の狙いは使い勝手の向上だが、実は、こうした付加機能は既に数多くの社外開発者が構築しており、ウェブ上のサービスやアプリケーションといった形で提供されている。