米アップル、定額制音楽配信サービス「Apple Music」を発表

米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)〔AFPBB News

 海外メディアの報道によると、米アップルは現在、独自の留守番電話サービスの実験を行っている。これがうまくいけば、来年にリリースする予定のモバイルOSと同じタイミングでサービスが始まる可能性があるという。

音声メッセージをテキスト化

 米ビジネスインサイダーの英国版豪州版に掲載された記事によると、このサービスは「iCloud Voicemail」と呼ばれており、数週間前からアップルの社員がテストしている。

 iPhoneには、音声アシスタント機能「Siri」があるが、iCloud Voicemailはこれと連携し、留守番電話をよりパーソナルなものにするという。

 例えば電話がかかってくるとSiriが応答し、設定に応じ、電話に出られない理由や、着信者が現在いる場所などを相手に告げる。相手が残した留守電メッセージはテキストに変換し、iPhoneに表示する。

 これにより多くの音声メッセージがある場合、それらを一つひとつ時間をかけて聞く必要がなくなるという。

 ビジネスインサイダーよると、多くの人はメッセージを音声でなく、素早く読めるテキストで受け取りたいと考えている。その一方で多くの人は用件をより手っ取り早い口頭で伝えたいと思っている。

 アップルが準備しているこのサービスは、そんな矛盾する利用者の要望に応える極めてシンプルで、賢い解決策だと、ビジネスインサイダーは伝えている。

 またこのサービスはジェネレーションギャップも埋めるとビジネスインサイダーは伝えている。年配のユーザーは比較的留守電を好み、若者は留守電を嫌う傾向にあるからだという。