独断と偏見でものを言わせていただくと、ロシアで商売する日本人にあって、水産、林業関係者は極東ロシアに強く、大手商社、メーカーはヨーロッパロシアに強い。そしてこの2つのグループは、かなりはっきりと分かれていて交流が少ない。
ウラジオストク行きの飛行機はどれも満席
自戒を込めて告白すると、私もソ連ロシアの歴史と文化はモスクワ、サンクトペテルブルクにあり、という視点からこの国を見ていたので、極東地方に対する知識も少なく、また、知人、人脈も多くはない。
モスクワ資本がウラジオストクに大規模に導入された結果、繁華街のビルがまず改修されて、町がきれいになってゆく。これがまた新たな需要を呼んで、銀行、小売店などがモスクワから進出する。上方スパイラルの真っ只中にあるしかし、昨年あたりからウラジオストクでの仕事が増えてきた。8月中旬に短期の往復をしたが、これで今年だけでも3度出張したことになる。
モスクワから1回、成田から2回飛んだが、どのフライトもほぼ満席であった。そして、乗客はツーリストというよりはビジネスマンらしい人が多く、新潟~ウラジオストク便のイメージとは大きく異なる。
出張を繰り返すことで現地に知人も増え、様々な話を聞けるようになってきた。そうなるとウラジオストクのイメージは大きく変わる。
そのうえ、ものすごい勢いで建設の進むウラジオストクのインフラ整備を目の当たりにすると、自身のこれまでのヨーロッパロシア偏重の姿が恥ずかしくなる。
ウラジオストクを中心に環日本海地図を描くと日本の新たな姿が見える
ウラジオストク日本センターの山本博志所長の部屋には、南北逆さまの日本海地図が壁にかかっている。面白い地図で、日本海を中心に北側に日本列島、南側にロシア極東が描かれている。
この地図で見る日本は、新潟~ウラジオストク間の直線距離で800キロメートル、文字通りウラジオストクの真上にある。
山本所長はこの地図を示しながら、視点をウラジオストクにおいて日本を見た時に、どんな国に日本が見えるのか、何を日本に希望するか自然に分かる、とおっしゃる。
成田からの直行便でわずか2時間、ロシア沿海州の入り口、ウラジオストクに到着する。今回は山本所長にならって、ウラジオストクから日本を見た時に何が見えてくるか、そんな報告をしたいと思う。
まず、中古車である。
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