米アマゾン・ドットコムが、中国アリババ・グループ(阿里巴巴集団)のオンラインショッピングサイトに出店するというニュースが話題になっている。
ライバルのアリババに「アマゾン公式旗艦店」
アマゾンは中国で自社のショッピングサイトを運営しており、アリババとは直接的な競合関係にある。
同社がライバル企業のサイトに出店するとは奇妙な話だが、そこにはアマゾンが同国で置かれている厳しい立場があるようだ。
米ウォールストリート・ジャーナルや英フィナンシャル・タイムズによると、アマゾンは先週、アリババが運営するショッピングモール「天猫(ティエンマオ)tmall」に、自社の店舗「Amazon官方旗艦店」を開設した。
正式オープンは今年4月とのことだが、アマゾンはすでに輸入食料品や婦人靴、玩具などの海外ブランド品を販売している。報道によると、同社は天猫tmall内店舗の正式オープン後も、輸入品を中心に販売していくという。