アップルが新OS発表、健康や住宅管理機能も

アップルの「iPhone 6 Plus」をめぐって騒動が持ち上がりそうな様相となっている〔AFPBB News

 米アップルが発売したばかりの「iPhone(アイフォーン)」の新モデルについて、本体が曲がりやすいと指摘されていることをご存じだろうか。

 問題とされているのは、画面サイズが5.5インチの「iPhone 6 Plus」。ある海外の消費者が購入後最初の週末に、端末をズボンの前ポケット入れた状態で、車を4時間運転し、結婚式に出席した。

 そこでダンスをしたり、椅子に座ったりして過ごし、再び4時間かけて自宅に戻った。自宅でくつろぎながら新型iPhoneを使ったら、ディスプレーが若干反っていたことが分かり、その画像をネットに公開した

 またカナダのトロントに住むある男性は、両手を使って本体を曲げる映像を動画共有サイト「ユーチューブ」で公開した。この動画は2日間で2500万回再生された。これらの投稿をきっかけにiPhone 6 Plusの強度に関する懸念が広がった。

アップル「苦情はわずか9人」と説明

 これに対し、アップルは9月25日に声明を出し、「発売後6日間に、問い合わせをした顧客は9人」などと反論。「通常の使用で曲がるというのは極めて異例」との見解を示した。

 iPhone 6 Plusは本体の厚さが7.1mmで、前モデルの「5s」の7.6mmよりも薄い。だが、同社によると、新モデルは強度の高いアルミニウムを使い、ディスプレイも業界標準を超える高硬度素材を使っている。「iPhone 6/6 Plusはともに、開発の全工程で厳格な試験を行い、いずれも日常生活に耐える高水準の品質基準を満たすか、上回った」とアップルは説明している。

 そして、その翌日になると、米国で大きな影響力を持つと言われる消費者情報誌コンシューマー・リポートが、アップルに有利なリポートを出した。

 同誌は、iPhone 6 Plusを含むアップルの端末と韓国サムスン電子などのライバル端末の強度を測る試験を行い、その結果を公表した。