米アマゾンドットコムが、野菜や肉、魚介、卵などの生鮮食料品を即日配達するネット通販「アマゾンフレッシュ(AmazonFresh)」を米カリフォルニア州サンフランシスコで始めたと米メディアが報じ、話題になっている。
アマゾンフレッシュは、2007年に同社の本拠地であるワシントン州シアトルで試験的に始めたサービス。これまで長年事業検証を行ってきたが、今年6月にはロサンゼルスでも開始しており、今回のサンフランシスコは3カ所目となる。
2014年には、20都市への展開を計画
今年6月にロイター通信が伝えたところによると、アマゾンはこれら地域のビジネスが成功すれば、2014年には20都市に増やしたい考えで、米国外にも展開する計画だという。
アマゾンの説明によると、アマゾンフレッシュとは次のようなサービスだ。
利用者がアマゾンフレッシュのサイト、あるいは専用のモバイルアアプリで朝10時までに注文を完了すれば夕方6時までに商品が届く。また夜10時までに注文すれば翌朝6時まで届くという。
配達は宅配業者のトラックではなく、鮮やかな緑色の塗装に、大きくアマゾンフレッシュのロゴをあしらったトラックが使われる。配達は玄関先に商品を置いていく「ドアステップ・デリバリー」と、直接手渡しする「アテンデッド・デリバリー」があり、お酒のような慎重に取り扱わなければならない商品は後者になる。またいずれの場合も、温度管理された専用のトートバッグに入れ、密封した状態で届ける。
送料は1回の注文が35ドルを超えていれば無料。またアマゾンフレッシュを利用するには、年間299ドルのプログラム「プライムフレッシュ(Prime Fresh)」の会員になる必要がある。