最近、韓国のドラマをあまり見ていなかったが、先日あるドラマ作家をテレビ界から追放しようとする人たちが署名運動を始めたというニュースが飛び込んできた。これにはさすがの私も反応した。
署名運動と言っても、街角でいちいち署名を集めるわけではなく、ネット上でクリックしさえすればいいだけなのだが、それにしても数日間で2万人以上の人たちが署名をしたというので驚きだ。
120回の予定が150回に延長された「オーロラ姫」
そこで具体的にどんな状況なのか調べてみた。槍玉に挙がっているのは、現在月曜から金曜までの夕方ドラマ枠で「オーロラ姫」を執筆している作家、イム・ソンハン氏(女性)である。
彼女はこれまでに高視聴率を上げるドラマをいくつも執筆しており、いわゆるスター作家と呼ばれている。
ことの発端は、今月8日にネットの討論用の掲示板に「オーロラ姫追加延長反対/早期終了/イム・ソンハン作家の退出を願います」という書き込みから始まった。
理由は、元々「オーロラ姫」は120回で最終回になる予定であったが、イム作家の要求により30回が延長されたというのだ。これに怒りを感じたある視聴者は、上記の書き込みをしたというわけだ。
それに、彼女の稿料はスター作家にふさわしくかなり高額なので、ざっと計算すると今回のオーロラ姫の台本執筆だけで50億ウォン(約5億円)を稼ぐことになるという。
彼女はこれまで書いたドラマはそれぞれ高い視聴率を上げているし、「オーロラ姫」も同時間帯では不動の1位である。それだけ、彼女の作品が好きな人がいるということだろう。