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企業がコミュニケーション混沌時代を制するには?

ソーシャル化する社会が世界を大きく変え始めた〜第41回

2013.09.26(木) 小川 和也
    http://goo.gl/DlSu00
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 世界7カ国10都市で開催される世界最大級のデジタルマーケティングイベント「ad:tech」の東京開催、「ad:tech Tokyo 2013」が9月18~19日にかけて東京国際フォーラムで行われた。

 僕はこの中で、「コミュニケーション混沌時代」というテーマのセッションにパネリストとして参加させていただいた。

増え続ける双方向コミュニケーションのツール

 このテーマが用意されたのは、いままさしく、コミュニケーションが様々な観点で混沌とし始めているということなのだろう。

 同じセッションに、サントリーホールディングス、資生堂の宣伝、広報セクションのキーマンがパネリストとして参加されていたこともあり、ここでは企業と消費者のコミュニケーションを中心にディスカッションが展開された。

「若者とセックスと酒とカメラ」&危険な組み合わせ

複雑化の一途をたどる企業と消費者との双方向コミュニケーション(資料写真)〔AFPBB News

 従来型の広告宣伝は、依然としてその機能価値を維持しつつも、次第にモバイルデバイスやソーシャルメディアが介在する双方向コミュニケーション型へシフトしている側面がある。

 その流れの中において、先の2社ともコーポレート全体で実に数十のソーシャルメディアアカウントを保有している。それらは各商品専用のアカウントから企業の広報的なアカウントまで、様々な用途で活用されている。

 早くから双方向コミュニケーション型のマーケティングを意識していた企業も、当初開設していたのはブログやミクシィのアカウントくらいだった。しかしそれから、YouTube、ツイッター、フェイスブック、LINEなど、ハンドリングすべきものが次から次と増え続けている。

 1つの商品につき複数のソーシャルメディアアカウントを同時に立ち上げて運用することはもはや当たり前、その増え方は掛け算式だ。その結果、企業は煩雑な対応を強いられるようになり、コミュニケーション混沌時代の象徴のひとつとなっている。

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Kazuya Ogawa

アントレプレナー / デジタルマーケティングディレクター / 著述家
西武文理大学特命教授

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慶應義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年グランドデザイン&カンパニー株式会社を創業、代表取締役社長に就任。数々のITベンチャービジネスや、デジタルマーケティングディレクターとして大手企業や行政、アーティスト等の先端的デジタルマーケティング事例を数多くつくり続けている。

ビジネスだけではなく、デジタルと人間や社会の関係の考察と言論活動を行っており、著書、寄稿、講演、メディア出演多数。主な著書に、「デジタルは人間を奪うのか」(講談社現代新書)、日本で初めての概念をテーマとした「ソーシャルメディアマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルメディア維新」(共著・毎日コミュニケーションズ)、「Facebookマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルブランディング」(共著・インプレスジャパン) など。

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