サムスン、5Gデータ送受信に成功

サムスン電子のロゴ〔AFPBB News

 かねて韓国サムスン電子が腕時計型のモバイル端末、いわゆるスマートウォッチを発表すると報じられていたが、この話は事実だったようだ。

 サムスンのモバイル事業担当エグゼクティブバイスプレジデント、李英熙(イ・ヨンヒ)氏が韓国日報系の英字紙、コリア・タイムズのインタビューに応じ、同社がウエアラブル型端末のコンセプト製品を発表すると述べたという。

 製品の名称は先の報道の通り「ギャラクシー・ギア(GALAXY GEAR)」。これは同社が、米特許商標局(USPTO)に出願した商標で、「腕時計やリストバンド、ブレスレットの形状をしたウエアラブル・デジタルエレクトロニクス・デバイス」と説明されているものだ。

4日のイベントで披露、将来はフレキシブルディスプレイも

 同社は9月4日にドイツのベルリンで「Samsung UNPACKED 2013 Episode 2」というイベントを開催するが、ここでギャラクシー・ギアを披露する。ただし李氏によると今回発表する製品には「フレキシブルディスプレイ」は使われない。

 サムスンは今年5月に、携帯電話の機能設計に関する特許を韓国特許庁に出願した。これにはフレキシブルディスプレイが使われている。フレキシブルディスプレイは、発光素子を従来のガラスではなく、軟らかいフィルムで挟んだ構造になっており、軽く、紙のように自在に曲げられる。

 サムスン製品の情報を追っているブログ「SamMobile」が入手した画像によると、ディスプレイは細長い長方形で、腕時計の金属バンドのようなものが付いている。これを手首に巻いて装着するというのが製品のコンセプトとなっている。

 こうした情報が出たことからギャラクシー・ギアにはフレキシブルディスプレイが使われるものと見られていた。だが李氏によると、今回の製品で使われるのは通常の固い材質のディスプレイ。