AsiaX(アジアエックス) 2013年4月5日

 世界の大河をテーマにしたアジア初の野生動物公園「リバーサファリ」が4月3日から一般公開されている。

 総工費1億6000万シンガポールドル(約122億円)、面積12ヘクタール、サッカー場約16面のリバーサファリでは世界の8大河をテーマにし、各河川域に棲息する魚やさまざまな動物が紹介されている。

〈大河と主な展示〉

●ミシシッピ川:世界4番目に長い北米を流れる川。ビーバー、ワニガメ、古代魚アリゲーターガー、ミシシッピ・パドルフィッシュなど。

●コンゴ川:アフリカで最も深い川。1.6メートルほどでちょっと愛嬌があるコビトワニなど。

●ナイル川:アフリカを流れる世界最長の川。まさに虎のような鋭い歯と縞模様のタイガーフィッシュ、ジラフキャットフィッシュなど。

●ガンジス川:インドを流れる大河。人を襲うこともあるという肉食ナマズ・グーンチキャットフィッシュ、 全長6メートル、体重約300キログラムのワニ・インドガビアルなど。

●マレー川:オーストラリアを流れる川。肺魚、バラマンディなど。

●メコン川:アジアを流れる世界12番目に長い川。その名の通り川に潜ってカニやエビを食べるカニクイサル、高さ3メートルの巨大な水槽にはメコンオオオナマズや巨大なエイがいる。

●揚子江:中国を流れる世界3番目に長い川。ジャイアントパンダ、レッサーパンダ、キンケイのほか、ヨウスコウアリゲーター、中国サンショウウオなど、絶滅が危惧されている希少な動物を展示。

●アマゾン川:世界で最大の川。ご存じピラニアなどの展示のほか、リスザルの森で集団性するリスザルを見ることができる。