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ツィッターやフェイスブックを超えたLINEの普及度

注目されるリアルグラフでのコミュニケーション市場(前篇)

2012.08.28(火) 横山 隆治
    http://goo.gl/fOkVR
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 今年7月26 日、NHNジャパンがサービス提供する「LINE」が、遂にユーザー数5000万人を突破した。

 2010年のツイッター、2011年のフェイスブックと、毎年のように新しいコミュニケーションサービスが日本でも注目を浴び、連日のようにニュース面を飾るが、2012 年のLINEの伸張スピードは前者らを遥かに凌ぐ。

 今、コミュニケーション市場では何が起きているのか。急増するスマートフォン利用との関係性も見据えながら、注目されるこの市場でどんなビジネスチャンスが期待されるのか、NECビッグローブ「RingReef(リングリーフ)プロジェクト」チームの下島健彦氏と中務幸子氏に話を聞いた。

フレンド(友達)が増えるとSNSは使いにくくなる?

横山 まず、最初にお聞きしたいのは、「ソーシャルグラフ」や「リアルグラフ」など、今いろんな言葉がありますが、RingReefプロジェクトにおいて「ソーシャルグラフ」「リアルグラフ」の定義とは何でしょうか。

NECビッグローブ執行役員、RingReefプロジェクトオーナーの下島健彦氏

下島 「ソーシャルグラフ」は端的に人と人との関係だと考えています。その中にはオンラインゲームやバーチャルな世界だけのつながり、つまり会ったことはないけれどゲームの中では対戦しているとか、ツイッターでフォローはされているだけの関係。

 また逆に、リアルの世界、実際にも会ったことがあるという関係がある。それぞれが「バーチャルグラフ」「リアルグラフ」と言われていると考えています。

 でも、それとはイコールではないが「親密度が高い」や「信頼がある」というような捉え方もあるように思います。

 例えば、直接面識がある場合は、その人の“人となり”が分かる場合も多い。しかし、あるカンファレンスなどで出会って名刺交換しただけの人は、分類上は「リアルグラフ」になるのかもしれないですが、親密度・信頼度という点では高くない。

 その反面、ネット上だけのやりとりしかしていない場合でも、長期間いろいろな対話をしている人がいるとしたら、それは、必ずしもバーチャルだけの関係とは言えないだろうと。

 そういった面では、「バーチャルか?」「リアルか?」ということよりも、親密度や信頼度がある人間関係なのか、そうでないのか、というような基準の方が大切だと思っています。

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横山 隆治 Ryuji Yokoyama

 

1982年青山学院大学文学部英米文学科卒。(株)旭通信社入社後、ビール、飲料、食品などのマス広告ブランドを多数担当。96年DAC設立に参画。DAC代表取締役副社長を経て、06年(株)ADKインタラクティブ代表取締役社長。現在(株)デジタルインテリジェンス代表取締役。ネット広告黎明期からその理論化、体系化に務める。著書に『インターネット広告革命』、『次世代広告コミュニケーション』、『トリプルメディアマーケティング』ほか多数。

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