イタリア人男性に恋とワインを学ぶ

男と女のワイン学(レッスン18)

2012.08.21(Tue) 平野 美穂
筆者プロフィール&コラム概要

 夏といえば恋の季節です。この夏、皆さんに心ときめく出会いはありましたでしょうか。

 ヨーロッパの女性にとって、恋人にしたい男性のナンバーワンはイタリア人というのが定説です。会うたびに情熱的に愛情を表現し、褒めてくれ、花束をプレゼントしてくれるイタリア人男性が恋人の理想形に映るようです。

 おしゃれな「伊達男」としても知られるイタリア人男性は、世界のメンズファッションも牽引しています。イタリア発のファッションブランドが世界中で人気なのはご存じの通りです。イタリア人男性に憧れるのは女性だけでなく男性にも多いものです。

 イタリア人男性は褒め上手で、行動力があると言われます。女性と目が合えば、イタリア人男性はまず女性を褒めます。面識がなくても、慣れた友達でも、「素敵だ」「最高だね」といった言葉を欠かしません。無口が美徳とされてきた日本人男性とは大きく違います。

 また、イタリア人男性は、思い立ったらすぐに行動します。離れている恋人にも、会いたくなればすぐ会いに行きます。慎重に考えてから行動する日本人と違い、行動してから考えるのが特徴です。

 恋とバカンスを楽しむイタリア人にとって、ワインは欠かせません。イタリア人がバカンスに飲みたいワインは、地元イタリアの白ワインで、「ロエロ・アルネイス」や「トラミネール」「フリウラーノ」といった気さくで気取らない品種です(「Enoteca Italiana」2012年の調査より)。

 食事に合わせやすく、白ワインのように冷たく飲め、赤ワインのようにしっかりしているロゼワインも、人気が高いようです。

イタリア人男性のイメージはアメリカ人によるもの?

 イタリア人男性のことを「軽い」「浮気性」と思っている人は少なくないようです。しかし、実際にはそんなことはありません。大変保守的です。

 最初のアプローチは早いものの、すぐに恋人になるわけではありません。結婚するまでに10年以上つき合ったという人もざらにいます。

 結婚に至るまでの期間が長いのは、カトリックというお国柄ゆえ離婚のハードルが高く、相手を見定めるのに慎重になるからです。イタリアで離婚するのには、通常3年を要すると言われます。そのため、日本のような「スピード婚」はほぼ見られません。

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ワインライフプロデューサー。仏留学中にワインに魅せられ、仏ワインの輸入商社を経て現在はセミナーや講演等を中心に活動中。多様性のある日本の食卓や日本的なライフスタイルに合わせて、手軽に採り入れられる「ワインのある生活」を提案している。JSAワインエキスパート、WSET ADVANCED。東京下町育ち。


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