会話が苦手?それならまずは「アペリティフ」

男と女のワイン学(レッスン12)

2012.05.22(Tue) 平野 美穂
筆者プロフィール&コラム概要

 女性との食事で一番気になることはなんでしょうか。食事をする場所でしょうか。レストランを気に入ってもらえるかどうかも大切ですが、やはり一番心配なのは、会話が盛り上がるかどうかではないでしょうか。

 女性がおしゃべり好きなのに対して、男性には会話が苦手という方も多いようです。なにしろ、男性が映画館でのデートを好むのは、会話をする必要がなく長時間過ごせるからというのが大きな理由だそうです。

 「一緒にはいたいんだけど、何を話せばいいのか分からない」というのが、お付き合いを始める前の男性に多い心理ではないでしょうか。

 知らないうちに女性を困らせる質問をしてしまったり、会話が弾まないことを恐れて一方的に話しまくってしまった、などという失敗の経験もよく耳にします。

食事の前には情報収集を

 2人の間で上手な会話のキャッチボールができれば楽しい時間が過ごせるのは言うまでもありません。

 ワインが食事に欠かせないのは、口の中をさっぱりさせるだけではなく、コミュニケーションを滑らかにしてくれるからです。つまり、気分を高揚させて饒舌にさせてくれたり、多少の失言もなかったことにしてくれたりするからです。

 ただし、問題はワインを飲むまでです。待ち合わせをして、すぐワインを飲めれば問題ありませんが、なかなかそうはいきません。

 まず、ワインを飲むためにレストランへ向かいます。着席してワインを頼み、グラスに注がれるのを待ちます。実際にワインを口にするまでは、案外時間がかかるものです。しかしながら、それまでの間にコミュニケーションをとらないわけにはいきません。

 あなたの魅力をアピールするプレゼンテーションの場が「食事」だとすれば、そのプレゼンの成功のカギを握るのは準備です。ワインが注がれるまでは、大切な準備期間だと言えます。

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ワインライフプロデューサー。仏留学中にワインに魅せられ、仏ワインの輸入商社を経て現在はセミナーや講演等を中心に活動中。多様性のある日本の食卓や日本的なライフスタイルに合わせて、手軽に採り入れられる「ワインのある生活」を提案している。JSAワインエキスパート、WSET ADVANCED。東京下町育ち。


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