脱「草食系」を目指す人のための赤ワイン

男と女のワイン学(レッスン6)

2012.02.21(Tue) 平野 美穂
筆者プロフィール&コラム概要

 内閣府の調査によれば、20~30代の未婚男女は交際相手がいない人が60%以上いるそうです。総じて日本の若者は恋愛に対して消極的になっているように見受けられます。草食系もここまでくると絶食系という言葉が聞こえます。

 若者の草食化は、お酒を飲む量にも反映しています。

 職場での「飲みニケーション」の激減、飲酒運転の取り締まり強化などの影響もあり、日本人の酒類摂取量は、1994年の964万キロリットルをピークに、2009年には853万キロリットルと10%以上減少しています(国税庁調べ)。

肉食系の男性に一番似合う赤ワインは?

 若者の酒量低下の現象は、実は日本のみならずワイン王国、フランスでも起きています。

 フランスでは、アルコールの消費量が20年前の約50%にまで落ち込んでいます。特に若者のワイン離れが問題視されています。

「XVIII Bordeaux」(写真:マックスボルドー

 ボルドーの大手ワイン販売会社は、若者を対象にしたデザイン性が高いエチケットのワインを発売し、ワイン購買促進キャンペーンを打ち出しています(右の写真)。

 世界のワイン産業を牽引してきたフランスにとって、若者のワイン離れは将来のフランス経済に深刻な影響を与えかねない問題なのです。

 さて、ここで質問です。

 肉食系の男性に一番似合う赤ワインは以下の中でどれだと思いますか?

(1)フランスのブルゴーニュ
(2)イタリアのヴェネト
(3)アメリカのナパ
(4)スペインのカタロニア

 いかがでしょうか。この中でいちばん肉食系のワインと言えるのは、3番のアメリカでつくられるナパです。

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ワインライフプロデューサー。仏留学中にワインに魅せられ、仏ワインの輸入商社を経て現在はセミナーや講演等を中心に活動中。多様性のある日本の食卓や日本的なライフスタイルに合わせて、手軽に採り入れられる「ワインのある生活」を提案している。JSAワインエキスパート、WSET ADVANCED。東京下町育ち。


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