市場調査会社の米ヒットワイズがまとめた調査結果によると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手、米フェイスブック(Facebook)の週間アクセス数が、米グーグルの検索サイト「Google.com」を抜いて米国で初めて1位になった。
3月13日までの1週間の米国におけるアクセス数をまとめたもので、フェイスブックのシェアは7.07%、グーグルは7.03%となった。フェイスブックはアクセス数を着実に伸ばしており、1年前に比べて約3倍に増えている。
これに対し、グーグルは9%増にとどまり、この1年ほぼ横ばいで推移している。
ただこれには、メールサービスの「ジーメール(Gmail)」や動画サービス「ユーチューブ(YouTube)」といったグーグルのほかのサービスは含まない。グーグルのすべてのサービスを含めた場合、同社のシェアは11.03%となり、米ヤフーの10.98%、フェイスブックの7.07%を上回る。
会員数4億人の巨大サイトに
しかしこのデータはフェイスブック人気の急上昇ぶりを示しており、同社は重要な節目に到達した、とヒットワイズは述べている。英フィナンシャル・タイムズの記事によると、ヒットワイズのアナリストは「ウェブが社交的なプラットフォームになってきたことを示している」と指摘している。