米シリコンバレーの投資ファンドGSVキャピタルが6月27日に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手の米フェイスブックの未公開株22万5000株を取得したと発表して、話題になっている。
1株当たりの価格は29.28ドルで、総額658万7500ドル。未公開株取引の市場ではフェイスブック株は35ドルで売買されており、GSVキャピタルは割安で取得したことになる。
GSVキャピタル株が急騰
2012年の初めにも新規株式公開(IPO)を実施すると言われているフェイスブックの株式は、現在、元従業員などが保有しているものが、未公開株取引の仲介業者を介して売買されている。
今回のGSVキャピタルも、そうした業者の1つである米セカンドマーケット・ホールディングスから取得した。
これでGSVキャピタルの資産全体に占めるフェイスブック株の割合は15%になった。この発表を受けて、同日の米ナスダック市場でGSVキャピタル株は42%近く急騰し、同社の時価総額はわずか1日で1400万ドル増えた。
米ウォールストリート・ジャーナルは「これはまさにフェイスブック・フィーバーだ」と報じている。
数十億ドルが3年で700億ドルに
セカンドマーケット・ホールディングスなどのデータによると現在のフェイスブックの株式総数は、24億株。つまり今回のGSVキャピタルによる株式取得でフェイスブックの評価額は700億ドルとなった。こうして同社の価値は新たな大口投資が行われるたびに高まっている。