米アップルは、6月6日に開催する同社の年次イベント「世界開発者会議(WWDC)」に、病気休養中のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が登場し、モバイル端末「アイパッド(iPad)」「アイフォーン(iPhone)」向けの最新基本ソフト(OS)やクラウドサービスなどを披露すると発表した。

「iOS 5」と「iCloud」を発表へ

米アップルのジョブズ氏、6日に新OS「Lion」を発表

アイパッド2を発表するスティーブ・ジョブズ氏〔AFPBB News

 発表資料の中で、モバイルOSの最新バージョン「iOS 5」と、クラウドサービス「アイクラウド(iCloud)」に触れている。

 それ以上のことは明らかにしていないのだが、いずれの名称もアップルが正式に使ったのはこれが初めてだ。

 同社は、発表前の製品、サービスの情報管理に厳しく、基調講演の前には何も公表しないことで知られる企業。

 今回のような事前発表は極めてまれで、業界関係者は大変驚いていると海外のメディアは報じている。

 アップルにいったい何があったのか――。

 今、様々な憶測が流れているが、同社の発表資料ではアイフォーンについて何も触れておらず、今回のイベントでは「iPhone 5」あるいは「iPhone 4S」などの名前で登場すると予想されていた新端末がおそらく発表されないのではと見られている。

 アップルが初代「iPhone」を発売したのは2007年の6月。同社はそれ以降、「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」と、毎年6~7月に新モデルを投入しており、今回の開発者会議でもアイフォーンが登場すると期待されていた。