* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第6回 公共DXフォーラム
特別講演2「福井県DXの取組み」
開催日:2023年7月12日(水)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
民間から登用され、2021年度からCDO(Chief Digital Officer)として福井県のDXを率いる米倉広毅氏は、「DXはチェンジマネジメントそのものだと考える」と話します。
地方におけるDX化のポイントについて、米倉氏は“子どもの自転車練習”に例えて、便利さを体感させるような「成功体験」と、サポートしつつ伴走するような「支援体制」が重要だと解説。県民目線の仕組みづくりや機運醸成につながった4つのアプローチと成功事例を紹介します。
さらに米倉氏は、地方行政のDXの成否に大きく関わる要素として、DXを推進する職員への働きかけを挙げます。現場実践を支える仕掛けとして、どのような取り組みをしているのでしょうか。
散発的、属人的な取り組みから脱却し、DXに対するマインド形成から事業化までを一体的に変えていくために大切にすべきこと、そして、その考えを継続的かつ自律的な施策に落とし込む方法について、米倉氏が詳しく解説します。
【TOPICS】
- これまでの取り組みの軌跡とその成果
- 福井県DX推進に当たり強く意識したこと
- 福井県DXのビジョン
- DX推進に向けた地方の実情――主なハードルと、それを乗り越えるために大切にした2つのこと
- 利便を実感できるデジタルの取り組み――県民・職員・県内企業、それぞれに向けて
- 継続的・自律的なDX遂行の仕組みづくりのために――基盤整備と進め方
- 基盤整備における6つのポイント
- 地方行政のDXにおけるCDOの役割とは
- 成否の鍵を握る現場実践における仕掛け
- 今後の取り組み方針とまとめ