* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第4回 サイバーセキュリティフォーラム
特別講演Ⅰ「ANAグループのサイバーセキュリティ対策について~ ANA→ANAグループ→サプライチェーン全体での対策 ~」
開催日:2023年7月5日(水)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
年間5883万人もの旅客を運ぶ国内航空大手のANAグループ。そのグループ会社全体のセキュリティ対策を担当するANAのデジタル変革室・専門部長の和田昭弘氏は、「情報の安全は、航空機や空の安全と同格」と断言します。
かつては「IT部門の課題だった」というサイバーセキュリティ対策について、プライバシー保護やクラウド活用、アウトソーシングといった環境の変化から、ANAでは現在、情報漏えいなどのリスクを想定した重要な「経営課題」と位置付け、顧客の安全、安心を担保しています。
数多くのグループ会社やサプライチェーンに下支えされている日々の運航には、オンラインでのタイムリーなやりとりが欠かせません。顧客や取引先の安全を守るサイバーセキュリティ対策や今後の課題について、巨大B2C企業ならではの経験から、和田氏が詳しく解説します。
【TOPICS】
- 「情報の安全」は「空の安全」と同格・・・ANAグループのポリシー
- サイバーセキュリティ対策は「経営課題」である
- サイバー攻撃は「標的型攻撃」と「脆弱(ぜいじゃく)性攻撃」が9割
- ANAの多層防御とクラウド防御
- なぜウイルス対策はなくならないのか?
- セキュリティ教育、専門人材の育成について
- インテリジェンスの活用と集団防御の重要性
- グループ会社に対するガバナンスと支援
- サプライチェーンとつくる「Trustedな世界」