* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第8回 ものづくりイノベーション
特別講演「間接材構造改革 ~企業文化の変革を目指してやり抜く」

開催日:2023年4月24日(月)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 いわば個人の買い物だった一般間材の買い方を、会社の調達に変えた--2018年より取り組んできた間接材構造改革について、ヤマハ発動機の間材調達推進部部長・内山代穂氏はそう表現します。

 担当部署が一括で管理することが多い直接材調達に対し、間接材は個人や各部署単位で購入しているという企業は少なくないでしょう。同社は最優先の経営課題としての間材支出の構造改革に取り組み、それはいわば“企業文化を変える取り組み”だったと語る内山氏。5年間にわたる改革の過程には、社内からの不満噴出など紆余(うよ)曲折があったと言います。

 内山氏は改革の変遷を振り返り、改革後の測定効果で発注1件当たりの処理時間を最大で82%削減するなど数々の成果を享受できたとした上で、改革は「やった分だけ必ず効果は出る」と力強く語ります。ヤマハ発動機はどのようなビジョンに基づき、どのような施策に取り組んできたのか。特に奏功した取り組みに注目しながら、内山氏が具体的に解説します。

【TOPICS】

  • 間材構造改革の背景
  • 「個人の買い物」から「会社の調達行動」へ
  • 間材構造改革のスケジュールと体制
  • 新たな間接材調達のプロセスの全体像
  • 企業文化を変えるための施策と推移
  • 成果を生んだ間材調達ガバナンスを高める4つの施策
  • 購入システムの導入によって得られたメリット
  • グローバルで取り組む間材最適調達