※本動画コンテンツは、2023年11月21日(月)に開催されたJBpress /JDIR主催「第2回 人・組織・働き方イノベーションフォーラム」の特別講演2「人的資本最大化を実現するためのソフトバンクの人材戦略」のアーカイブ配信です。

 単体で約1万9000人、連結では約5万人の従業員を抱えるソフトバンク株式会社は、持続的な成長に向けた人事戦略として「人的資本の最大化」を掲げています。その理由を、同社のコーポレート統括 人事本部 本部長を務める源田泰之氏は次のように語ります。

「社員は、自身が成長できる環境を求めています。そのため、会社は社員に成長のチャンスを提供し、活躍できるようサポートする必要があります。社員が成長することで、結果的に企業も成長できるのです。これからは、社員が成長できる環境を整え、社員に選ばれる会社にならなければいけません」

 特に今の若い世代は、自分がどう成長していけるか、世の中とどうつながっていけるかを重要視する傾向があるといいます。「若手社員が今後10年で会社の中枢に入っていくときに、残ってもらえる会社にならなければいけません」と源田氏は語ります。

 同社では、社員の成長意欲に応え、キャリア形成を支援するため、後継者育成制度、社内起業プログラム、研修制度などの充実した社内教育制度を構築しています。

 プログラムはどれも実践的で、アウトプットを重視した内容です。例えば社内起業プログラムでは、すでに20社が事業化に成功しています。また、社内研修は、ほとんどの講師が社内の業務のエキスパートで、現場の素材を用いてスキルとノウハウの習得ができます。社員はこうしたプログラムを通じて、自律型キャリアを形成することができます。

 本講演では、ソフトバンクの人事戦略における基本的な考え方と、具体的な人材育成の仕組みについて、源田氏が詳しく解説しています。貴重な人材を自社に引き留め、成長を促したい企業にとって、同社の取り組みは大いに参考になることでしょう。