ファイナルイベントに進出を決めた若き起業家のリストは以下の通りである。新宿区内のスタートアップ経営者が4名、大学生が2名という内訳になっている。

(参考)第4回「U35新宿ビジネスプランコンテスト」ファイナリスト紹介

 ファイナルイベントでは主催者を代表して新宿区の吉住健一区長の開会あいさつと評価委員のリーダーを務める一般社団法人CDO Club Japan 加茂純代表理事のオープニングコメントの後、6名の起業家による熱量の高いプレゼンテーション(6分プレゼン、4分Q&A)が次々と行われた。そして、引き続き、評価委員によって厳正な最終選考が行われ、以下の表のような形で受賞者3名が決定した(敬称略)。

 受賞された3名の若き起業家の皆さんには心から祝意と敬意を表したい。ちなみに最優秀賞に輝いた「ワンbyワンMusic」の畠山祥さんは、昨年は面接選考敗退だったとのこと。イノベーションを起こすためには失敗を恐れず、チャレンジする気持ちを持続することの大切さを実証したお手本だと思う。

 また「U35新宿ビジネスプランコンテスト」の素晴らしいところは、授賞式のセレモニーの中で受賞した3名だけではなく、惜しくも賞に届かなかった3名にも評価委員から等しくフィードバックのコメントが受けられることである。「世の中を本気で変えたい」という気持ちの熱量では受賞者と遜色がない。建設的なフィードバックから改善のヒントを見つけ、高速でPDCAを回す。そうすることで今日の涙は明日の一発逆転の糧となるに違いない。

惜しくも受賞を逃した起業家にも評価委員から丁寧なフィードバックがあった(写真提供:新宿区 文化観光産業部 産業振興課)