サプライヤー向けの「見積・受注履歴の検索機能」は、その一例である。対象部品の3次元設計データをAIで解析し、過去に受注した類似部品などを検索。見積もり依頼に対する回答に要する労力を軽減する。

 メーカー向けには「重複設計の防止機能」を用意する。これまでに蓄積した設計データを部品形状によってカテゴリー分けした「データカタログ」を生成して、作成中の設計データとの重複を検知する。こうすることで設計業務で重複作業が発生するのを避ける。

 メーカーの調達業務を想定した機能も提供する。サプライヤーに発注する部品の3次元設計データをAIで解析して、同一部品のグループを自動で生成する。調達担当者は生成されたグループを参考に、同一部品の発注を可能な範囲で特定のサプライヤーに集約することで、集中購買によるコスト効率化などの効果が期待できる。

 NTT ComとPwCコンサルティングはサービス開始後、多様な製造データを収集するIoT関連機能の拡充など、サービスの強化を続ける。

 企業は「デジタルマッチングプラットフォーム(設計/調達DX)」の機能を部分的に導入することも可能だ。PwCコンサルティングの三山功ディレクターは「個別機能のカスタマイズ導入や、既存システムとの連携にも対応していく」と説明する(写真2)。

写真2:PwCコンサルティングの三山功ディレクター