大日本印刷 マーケティング本部 専務執行役員 北島元治氏(撮影:榊美麗)
2025年3月期のグループ連結売上高が1兆4576億円だった国内最大規模の総合印刷会社、大日本印刷(DNP)。印刷技術を基盤に、スマートフォン部材やICカード、包装資材など身近な製品も手がけ、アート分野でも事業を展開する。前身の秀英舎が掲げた「文明の業を営む」という創業スピリットを受け継ぐDNPの文化・芸術事業について、マーケティング本部専務執行役員の北島元治氏に聞いた。
社会貢献としてスタートしたアートへの取り組み
DNPの文化・芸術事業のスタートは、1986年に創業の地である銀座にギンザ・グラフィック・ギャラリー(通称:ggg)をオープンしたことだ。
「1980年代、DNPとして息の長い社会貢献や文化貢献をしていきたい、と考えたとき、やはり本業である印刷業が強く関与する領域でやるべきだという議論がありました。印刷文化と非常に密接な分野で、当時カルチャーとしても注目されていたグラフィックアートという分野で社会貢献活動をしていこうとスタートしたのが、gggです」(北島氏)
以来、横尾忠則、石岡瑛子、佐藤可士和など時代をけん引するトップクリエーターを取り上げて独自の企画展を開催し、オープンから40年を経て今なおアートやデザインに携わるクリエーターたちから一目を置かれるギャラリーであり続けている。






