DX本格化の2019年を締めくくるCDOサミット

果たしてCDO of the Yearは誰の手に?

JBpress/2019.12.17

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本コンテンツは、2019年12月3日に開催されたCDO Club Japan主催「CDO Summit Tokyo 2019 Winter」での講演内容を採録したものです。

今DXに求められるヒューマン・セントリックな変革姿勢

 世界最大のCDO(およびデジタル関係者)のためのコミュニティであるCDO Club。その一員であり、日本におけるデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の確立を黎明(れいめい)期から支援してきたCDO Club Japanが、恒例イベント「CDO Summit」を開催した。

 開会の辞で代表&創立者の加茂純氏は、イケアのCDOであるバーバラ・マーティン・コッポラ氏のキーフレーズ「顧客中心ではなく人間中心主義」を例に挙げ、こう語った。

「活躍を続けている彼女がこの言葉で示そうとしている意義は多岐にわたりますが、私が特に共感をしているのは、DXというものが人間を幸せにするものでなければいけない、という発想です。ともすればDXの話題は、技術的なイノベーションや、経営上の競争力向上についてばかり語られがちです。しかし、本来目指すべきなのはエンドユーザーを幸せにして、なおかつ変革の当事者である私たちの幸せをも呼び起こす営みのはずです。そして、この幸福の担い手となるべき存在がCDOなのだと再認識しているところです。人間中心のイノベーション創出にデジタルはどう関わっていくのか。そんな思いも抱きながら登壇する皆さんの話に耳を傾けていただければと思います」

 続いて、9月に情報通信技術(IT)政策担当大臣および内閣府特命担当大臣(科学技術政策・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)に就任した竹本直一氏がビデオメッセージで「社会全体としてのデータの利活用促進」という目標を提示。官民におけるさらなるDXの進行に対する期待を伝えた。