IoTによって人がどんどん怠ける世界が到来?

新たな市場を切り開くCerevoを率いる岩佐氏。そんな彼が、今興味を持っている分野とは?

「シェアリングエコノミーにも興味がありますが、10年くらい前から考えているのが、サイバネティックスによって人間の体を強化する分野に興味があります」

サイバネティックスと聞くと、サイボーグのような力持ちをイメージしがちだが、岩佐氏のいうサイバネティックスは少し違う。

「1本のロボットアームのついたベルトを装着すれば、料理のサポートをしてくれたりメモを自動で取ってくれたりする、“1本腕を足す”という意味での強化です。今の技術ならば可能な領域なのですが、それを誰でも買える値段で、誰でも使えるサービスにすることが難しい部分なんですよね」

インタビュー中もとめどなくあふれるアイデアの数々は、どれも創造性と実現性を感じるものだった。経営者の視点とエンジニアの視点を兼ね備えた岩佐氏に、IoTが人々にもたらす未来について聞いた。

「IoTの進化は暑くもなく寒くもなく、何もしなくてもごはんが出てきて掃除も勝手にしてくれる、人にとって“快適で怠惰な世界”を作り出すことができると思います。手が空いた時間は、人々が創造的な活動にあてることができるようになるはずです」

人が怠けることのできる世界を実現するカギは“自動化”にある、と岩佐氏。

「自動化による省力化は、今後どんどん進んでいくことが予想されます。ルンバが掃除を自動化したように、これまで人間がやっていたことを自動化する方向に世の中がシフトしていくのかな、と考えています」

先日、Cerevoはセブンドリーマーズと協業して全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」の開発を発表した。洗濯物をランドロイドに入れると全自動で折りたたみ、衣類の仕分けまでを行う。まさに、来る怠惰な時代に向けた新たな商品といえる。

家電製品、玩具、そして家事代行……多方面からユーザーに驚きを与えるCerevo。気づけば身の回りがすべてCerevo製品になっていた、なんて未来が訪れるかも?

株式会社Cerevo
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