無人機による宅配ということもあり、当然ながら配達員不足の対策になるうえ、能古島に住む実証実験参加者からは実用化を望む声が届いているとのこと。

「昼間は船が1時間おきにしか出ないので、すぐ買い物を済ませても往復で3時間ほどかかるが、ドローン宅配ならば注文から1時間以内に荷物が届くので、本当に便利」
「島には商店が1店舗しかなく、欲しいものが置いていない場合もあり、必要なときに必要なものをすぐに届けてくれるドローン宅配が実現したら、ぜひ利用したい」
「夜間に子供の具合が悪くなったとき、島には夜間診察をしてくれる診療所がないため、非常に不安になる。そんなとき、ドローンがお薬を夜間に届けてくれるようになれば、島での生活がもっと安心したものになるはず」

などなど、ドローン宅配サービスによって、買い物にかかる時間や過疎地域の医療問題など、離島に住む人々が抱えるお悩みが解消される可能性も。

また、同プロジェクトでは同サービス以外にもさまざまな実証実験をおこなっているそうです。

「仙台市とICTを活用したまちづくりに関する連携協定を締結し、災害発生時の被災状況の確認や生活インフラの点検などを想定し、ドローンを活用した映像ソリューションの導入を検討中です。さらに、2016年9月6日に一部地域において実用化試験局免許を取得したことにより、上空のドローン周辺の通信品質や地上携帯電話ネットワークへの影響を検証中。ドローンが問題なく運行できる環境づくりを目指しています」(同)

今後も、ドローンを活用して社会的課題解決の観点から防災や減災、農業、物流などの分野における多様なソリューションの提供を目指しているという、このドローンプロジェクト。物流業界の課題はもちろん、幅広い分野への進出が期待できますね!