事業別ROICの可視化がもたらした意識転換、花王がコロナ後に踏み切った「資本効率改革」の舞台裏

花王株式会社　執行役員　会計財務部門統括　Kao America Inc. President。1989年花王株式会社入社。マレーシア、スペインにてコントローラーを10年経験。マレーシア帰国後、ケミカルFP&Aにて兼務でSAP導入、業務プロセスの標準化をリード。スペイン時、欧州ケミカル（スペイン、ドイツ、メキシコ）SAP導入プロジェクト・プロジェクトマネジャーを兼務。帰国後、和歌山工場経理課長、財務部資金課長を経て、2014年会計財務部門アジア部長、経理企画部長、2017年管理部長、2024年1月執行役員就任。（現任）

花王株式会社　上席執行役員　人財戦略部門 統括　花王グループ企業年金基金 理事長　Kao America Inc. Chairperson。1987年花王株式会社入社。販売子会社である花王グループカスタマーマーケティング株式会社において販売活動に従事した後、経営企画、管理部門、リージョン運営等を歴任。2019年に同社代表取締役専務執行役員に就任。2021年より花王株式会社執行役員として人財開発部門を統括し、2023年から上席執行役員として現職。

税理士事務所勤務から英国留学を経て、PwC、IBM、デロイト、BCGでコンサルティングに従事。デロイトでは執行役員パートナー、BCGではパートナー＆アソシエイトディレクターを務めた。現在は、 一般社団法人日本CFO協会／日本CHRO協会／日本CLO協会シニア・エグゼクティブ、一般社団法人日本役員アカデミー理事、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師、他、事業会社、メディア企業、ITベンダーなどでアドバイザーや顧問を務める。ライフワークとして、日本企業が世界で勝ち抜くためのグローバル競争力・経営力の強化に向けた提言活動も推進。経済産業省「グローバル競争力強化に向けたCX研究会」座長、経済産業省「産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 価値創造経営小委員会」委員。

経済産業省 大臣官房 政策審議室長。2007年入省。東日本大震災の際には内閣官房に出向し、原子力損害賠償スキームの確立に携わる。英London School of Economicsでの留学を経て、水素基本戦略や産業技術ビジョンを策定した後、大臣官房経済安全保障室では経済安全保障政策の立ち上げ、続く商務情報政策局では5G促進法の改正等半導体産業政策に携わるなど、幅広く政策分野を経験。2022年7月に着任した製造産業局では製造業を中心としたグローバル競争力強化を目的としてCX関連の政策を推進。2024年7月から現職。