
サーキットと一般道で試乗
パワートレインはハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類のみ。PHEVでは最大89kmのEV走行が可能とのこと。クラウンシリーズは全車レギュラーガソリン仕様というところが、なんともトヨタらしい配慮にも思えてしまいます。燃費はHEVのほうがPHEV(20.0km/L)よりややよくて20.3km/L。PHEVはEV走行している時に燃料を一滴も使わないものの、エンジンが始動するとHEVよりも200kg弱重い車両重量が足を引っ張るからです。なお、駆動形式は後輪をモーターのみで駆動するE-Fourの4WD一択です。

今回は、サーキットでプロトタイプを、一般道で量産型を試乗する機会がありました。どちらの舞台でも、印象の多くを占めたのはクロスオーバーとセダンの中間にあるような乗り味です。重厚感のようなものがありながらも、ステアリングを切ったり加速したりする場面では思ったほど重さを感じずに、レスポンスのいい反応を披露してくれました。スポーティというよりはロングドライブを楽しむグランドツアラー的な雰囲気に近いように思います。

これでとりあえず4兄弟が出揃ったことになりますが、どれも「クラウン」という大きな枠の中に入っていながら乗り味が微妙に異なっていて、ボディ形状によってきちんとキャラクターが作り分けられていることに感心しました。これもまた、新型クラウンの評価すべき点かもしれません。
TOYOTA CROWN ESTATE
全長×全幅×全高:4,930×1,880×1,625mm
ホイールベース:2,850mm
エンジン:2,487cc 直列4気筒エンジン(A25A-FXS)
エンジン最高出力:
PHEV 177PS(130kW)/6,000rpm
HEV 190PS(140kW)/6,000rpm
エンジン最大トルク:
PHEV 219Nm / 3,600rpm
HEV 236Nm / 4,300-4,500rpm
フロントモーター最高出力:182PS(134kW)
フロントモーター最大トルク:270Nm
リアモーター最高出力:54PS(40kW)
リアモーター最大トルク:121Nm
動力用主電池:
PHEV リチウムイオン電池(51Ah)
HEV ニッケル水素電池(5Ah)
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:四輪駆動(E-Four)
車両重量:
PHEV 2,080kg
HEV 1,890kg
( パノラマルーフ装着時は+10kg)
定員:5名
車両価格:
PHEV(ESTATE RS)810万円
HEV(ESTATE Z) 635万円
全長×全幅×全高:4,930×1,880×1,625mm
ホイールベース:2,850mm
エンジン:2,487cc 直列4気筒エンジン(A25A-FXS)
エンジン最高出力:
PHEV 177PS(130kW)/6,000rpm
HEV 190PS(140kW)/6,000rpm
エンジン最大トルク:
PHEV 219Nm / 3,600rpm
HEV 236Nm / 4,300-4,500rpm
フロントモーター最高出力:182PS(134kW)
フロントモーター最大トルク:270Nm
リアモーター最高出力:54PS(40kW)
リアモーター最大トルク:121Nm
動力用主電池:
PHEV リチウムイオン電池(51Ah)
HEV ニッケル水素電池(5Ah)
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:四輪駆動(E-Four)
車両重量:
PHEV 2,080kg
HEV 1,890kg
( パノラマルーフ装着時は+10kg)
定員:5名
車両価格:
PHEV(ESTATE RS)810万円
HEV(ESTATE Z) 635万円