ソノマ・ヴァレー「ランドマーク・ヴィンヤード」周辺の景色
カリフォルニアワインの一大産地、ソノマ・カウンティで毎年開催されるソノマ・サミットというイベントに参加した。ワイナリー訪問とマスタークラスセミナー、ワインフェス「テイスト・オブ・ソノマ」への参加が盛り込まれたワイン三昧の旅を、2回に分けて紹介!前編はソノマワインの基本。
ピーナッツの聖地?
サンフランシスコ国際空港から車で約2時間半。宿泊先の「ハイアット・リージェンシー・ソノマ・カウンティ」に到着すると、エントランスでルーシーの像が出迎えてくれた。
サンタ・ローザの町には至るところに『ピーナッツ』キャラクターの像がある
スヌーピーで知られるチャールズ・M・シュルツのコミック『ピーナッツ』のメインキャラクターの一人で、勝気でちょっと意地悪な女の子。カリフォルニア州サンタ・ローザは、シュルツが30年以上暮らした土地で、キャラクターの彫刻作品はほかにも町の至るところにあり、世界中の『ピーナッツ』ファンの聖地なのだ。……というのはもちろん、後から調べて知ったことで、私の旅の目的は別にあった。サンタ・ローザは、ソノマ・カウンティの郡都であり、ソノマ・カウンティといえば、ナパ・ヴァレーと並びカリフォルニア州を、いや北米を代表するワイン産地である。
今回、ソノマワイン生産者協会主催の「ソノマ・サミット」に参加するためにカリフォルニアを訪れた。4回のテイスティングマスタークラスと、14軒のワイナリー訪問、ワイナリーでのテイスティングランチやディナーがみっちり隙間なく詰まった充実の(ある意味超スパルタな)全5日間のエデュケーショナルプログラムで、世界各国からワインジャーナリスト、インポーターやレストランオーナーなどのプロフェッショナルが参加、その末席に加えて頂いた。自身にとっては初のアメリカのワイン産地訪問であり、西海岸を訪れるのも初めてである。
サンタ・ローザ「ハイアット・リージェンシー」近郊を朝、散歩するのが滞在中のルーティンになった
