成熟した日々のために
わたしたちは自らを省みる好機にいる。
今日までの当たり前が、明日も当たり前に続き、なぜか明日には、今日よりよりよいなにかが現れる。
そんな漠とした安心と倦怠を、問い直す好機にいる。
わたしたちの身の回りにあるものは、どこから来たのか。誰がなぜつくったのか。そこにある爪痕、オートグラフを探そう。そしてわたしたちひとりひとりが、誰かにむけて、なにかをつくるとき、そこにオートグラフを残そう。
JBpress autogorahは、このメディアをつくるわたしたちのオートグラフであり、また、わたしたちの身の回りにあるオートグラフを見つける場所でもある。
わたしたちの日々は、オートグラフに囲まれている。そのなかから、確信をもって、真にわがままな選択をなそう。
わたしたちは、わがままな選択のための価値ある情報が掲載される場所が失われないように、ここにいる。いかなる発明も、言論も、いずこからか、誰も知らぬ間に湧き出ることはない。だから、自由な言論の場が、これからも続いていくように。
JBpress autograph
鈴木文彦