ブラックスーツを軽く見せる鍵はブルータイにあり!

写真:2019 TIFF/アフロ

 第32回東京国際映画祭の特別招待作品に、日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』が選出され、プロデューサーのテレンス・チャン氏、ユー・フェイ監督らと共に東京・六本木で行われたオープニングイベントに登場。この映画で、ヒマラヤ救助隊の“ボス”を演じ、新境地を開拓した。

「メインはブラックの無地スーツですが、タイがサックスブルーなので爽やかな印象を醸し出しています。じつはブラックスーツって難しいんです。冠婚葬祭が主でビジネスシーンではなかなか用いられない色ですし、どうしても重い印象で、モードに見られがちなので。

 ただ、役所さんが着けているようにこういった爽やかなタイだと重い印象が払しょくされます。Vゾーンはコーディネート全体の中で面積は小さいですが、ネクタイの色味はとても重要ですね。あえて言わせてもらうとしたら、チーフの赤がちょっと際立っているのが残念です。潔く白チーフでも良かったかなと思います」。