源仲章ゆかりの地

●鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮 写真=アフロ

 源頼朝の先祖・源頼義が、鎌倉の由比ガ浜辺りに、ひそかに勧請した石清水八幡宮がはじまりだという。

 治承4年(1180年)に鎌倉入りした頼朝が、現在地に遷した。

 平成22年(2010)に強風のため倒伏した御神木の大イチョウは、俗説によれば、公暁が実朝を討つ前に、その身を隠していたとされる。

 しかし、『吾妻鏡』には「石段の際」とのみ記されており、イチョウの木に隠れていたというのは、あくまで伝承だとみられている(神谷道倫『鎌倉史跡散策 上』)。