※本コンテンツは、2022年4月26日に配信されたJBpress/JDIR主催「第1回物流イノベーションフォーラム」の特別講演Ⅱ「新生NIPPON EXPRESSがDXで目指す未来の物流~サイバーとフィジカルの両輪を強みに、バックキャストから物流を変革する~」のアーカイブ配信です。

 物流業界はドライバー不足や他業界の進出、サステナビリティへの対応といったさまざまな社会課題にさらされており、業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。今や国内の荷主だけをターゲットとしていては、競争力を維持することは難しいといわれています。そこで日本通運株式会社は、グローバル市場の存在感を高めるべくホールディングス制へと移行、2022年1月にNIPPON EXPRESSホールディングス株式会社が誕生しました。

 新たな体制の下、同社が物流業界の課題解決に当たって最も重視していることのひとつが、データの利活用です。物流に関わるあらゆるデータを収集し、業務の全容を把握できるようになれば、これまで見えていなかった新たな因果関係から、未来の予測を立てやすくなるからです。

 同社のDX戦略では、データを活用して現業を効率化・省人化するとともに、将来目指すゴールを明確にして新しい事業領域へ挑戦していきます。それを支えるのが、倉庫やトラック、ドライバーや作業スタッフといったフィジカル(物質的)なリソースです。

 これまでも、80年以上にわたって培ったフィジカル面の強みを土台に据えながら、相互に関連性を持つさまざまなデータの連携や相互利用、データを活用した物流変革というステップでDXを推進。この結果、現在ではサプライチェーン全体に貢献するインフラの構築や、サステナブルな社会の実現にも寄与できる、物流変革の担い手となりつつあります。

 本動画では、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社執行役員で、DX推進部、サステナビリティ推進部担当 兼 DX推進部長の海野昭良氏が、社会課題を多く抱える物流業界に変革をもたらすプロセスやポイントに加え、新生NIPPON EXPRESSの今後の展望を詳細に語ります。