3. VANS「PREMIUM SK8-HI 38」
デビュー45周年を迎えた、スケートシューズの代名詞的モデル
3足目のデビューは1978年。前年発売の「オールドスクール」がスケーターらから絶大な支持を集めるも、ローカットゆえ足首の保護という点では不十分。そこで誕生したのが「スケートハイ」だ。多少の相違点こそあるが、概ね「オールドスクール」のハイカット版と捉えて差し支えない。
ライディング時に負傷しやすいアンクル部分を高く設計し、3層のパッドを装備して足首を保護。同様にトリックをした際に擦れやすいトゥ部分は、スウェード素材とステッチワークで耐久性を強化。まさにスケーターのための一足と呼ぶにふさわしい。このモデルのヒットによって、ヴァンズはスケートシューズの代名詞という絶対的地位を得るに至った。“プレミアム”の名を冠する現行モデルでは、30%のバイオベース素材によるインソールを搭載し、快適な履き心地が楽しめる。