5. YOAK「ULYSE CA」

スニーカー¥38,500/ヨーク(HEMT PR)

洗練された意匠と“レザーのカシミア”のペアリング

 最後のエントリーは、古き良き時代のテニスシューズから着想を得たというヨークの定番「ユリス」。無駄なく洗練されたパーツ構成に加え、素材にまでこだわった一足だ。通気性に優れ湿気に強いだけでなく、軽く優しい手触りから“レザーのカシミア”とも称されるディアスキンがアッパーに用いられ、こなれたムードを放つセイルカラーが高級感を演出する。

 ライニングにはピッグスキンをつま先まで贅沢に配し、足全体を包み込むフィッティングを実現。低反発メモリーフォームタイプのインソールもこれに寄与。見えない部分にまで光る工夫は、クリエイティブから生産までを日本国内で行うからこそと言えよう。