* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第1回 AIイノベーションフォーラム
基調講演「人工知能(AI)のレンズから社会を読む」
開催日:2023年8月8日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
人類は長い歴史の中で、飽くなき要求のもと技術を発展させ、人工知能(AI)を開発しました。「AIで社会生活が豊かになる一方、使い方次第では予期せぬリスクもはらんでいる」と警鐘を鳴らすのは、東北大学名誉教授の原山優子氏です。
「人工知能」という言葉ができてから半世紀。当初、AIは研究者など特定の人が扱うものとして、一般市民には認知されにくい存在でした。それが「生成AI効果」を契機に世界中へ一気に広まり、誰でも、いつでも、どこでも使えるものとなりました。一方で、原山氏はSNS上の画像の信用性低下、バイアスの拡張などAIの負の側面を挙げ、「人は使う側か、支配される側か」を問いかけます。
AIの活用で社会はどこに向かうのか。未体験の世界に突入している今、AIと賢く付き合い、共生するために人類ができることは何か。国内外で交わされている議論や取り組みを紹介しながら、AI技術の進化の歴史と今後の展望を原山氏が解説します。
【TOPICS】
- 人工知能(AI)の語り部
- 人類がAIをつくり出すまでの歴史
- 「SDGs」や「Society5.0」とAIの関係性
- 社会的課題の解決に向けたAIの活用
- 2022年から躍進した「生成AI」が及ぼす影響
- AIの発展によるメリットとデメリットとは
- 人はAIを使う側なのか、コントロールされる側なのか
- AIと共生していくために、われわれ人間は何をすべきか
- 世界中で繰り広げられる、AIに関する議論や取り組み