3. CAMERLENGO「スリッポンスニーカー」
上質な素材と官能的フォルムの融合により漂わす、男の色気
夏が近づくとなぜか履きたくなるのが、軽快でリラックス感漂うスリッポン。シンプルなアイテムゆえ、ともすれば安っぽく見えてしまうが、1948年創業、イタリア・マルケ地方で3代続く歴史あるシューズ専業ファクトリーが作ったモデルであれば間違いない。
素材はもちろん上質なレザー、ライニングのヌメ革も上品だ。またスリッポンにおいて、なにより重要なのが全体のフォルム。甲部分からトゥにかけてのなめらかで官能的なカーブと履き口部分の直線的なカッティングが対比を生み出し、アッパーサイドとヒールカップに施されたステッチで変化をつけている。厳しい審美眼を持つイタリアのバイヤーたちからも高い評価を受けているのも納得の仕上がりだ。