今や運動靴という枠組みを飛び越え、1つのカルチャーとしても世界中で愛されているスニーカー。その魅力である軽快な履き心地と個性豊かなデザインは、一流の革靴を日々の相棒とする読者諸氏をも魅了してやまない。ここでは“本物”を知る大人の男が選ぶべきスニーカーを提案する。

写真=青木和也 スタイリング=泉敦夫 文=TOMMY 編集=名知正登

 コロナ禍にあって、これまで以上に幅広い層に嗜まれるアクティビティとなったゴルフ。間口が広がったことにより、プレイ時に着用するウェアやシューズといったファッションに関しても、ひと昔前の厳格なルールに囚われることなく、よりカジュアルかつ自由に楽しむ人々が増えているのは周知の事実。

 そこで今回は、ゴルフ場に到着してから履き替える面倒がなく、行き帰りも履いていくことの出来る“ゴルフ用スニーカー”に目を向けてみた。

 注視すべきポイントはソールだ。接地面に凸凹のラグを備え、芝生の上でも滑りにくく設計されたスパイクレスシューズは、スパイクに比べるとグリップ力こそ劣るものの、通常のスニーカー感覚で普段履きが可能。また最近の傾向としては、定番モデルのアッパーデザインを変えずに、ソールのみゴルフ仕様に変えたモデルも人気を集めている。スコアだけでなくファッション性アップも狙うならば、ぜひとも選択肢に加えてもらいたい。

 

1. COLE HAAN「ORIGINALGRAND SADDLE GOLF

スニーカー¥38,500/コール ハーン(コール ハーン ジャパン)

クラシカルなサドルシューズを爽やかな装いに。かつ快適性も追求

 1928年の誕生以来、アメリカン・クラフツマンシップと革新性を融合させたシューズを作り続けるコールハーン。その核にある“快適性の追求”は、ゴルフシューズにおいても変わらない。クラシカルなサドルシューズをベースとしつつ、歩行時の足の動きに対応する軽さと抜群の屈曲性に優れたオリジナルグランドを搭載し、履き心地とクッション性を向上。ウォータープルーフレザーのアッパーと吸湿性のあるライナーもプレイ中の足元を快適に保つ。

 さらにヒールに内蔵されたメモリーフォームが、長時間歩行による疲れも軽減。ここで紹介するのは2023年春の新カラー。表情豊かな白レザーとネイビーチェック柄ヌバックのコンビネーションも、実に爽やかだ。