※本動画コンテンツは、2021年11月15日に開催されたJBpress主催「第4回 ものづくりイノベーション」の特別講演Ⅱ「デジタル社会の企業価値創造とは-人・データ・組織風土を基点とした企業価値の共創-」の内容を再掲載したものです。(役職等は講演時点のもの)

 今年創業100周年を迎え、現在マテリアル・住宅・ヘルスケアの3つの領域を中心に、世界20カ国で事業を展開している旭化成。この動画では、同社の常務執行役員 デジタル共創本部長である久世和資氏が「人・データ・組織風土」を軸とするデジタル変革について、実際の施策とその要点を明解に解説します。

 前半、久世氏は同社がそのデジタル変革の初期に取り組んだ、マテリアルズ・インフォマティクス(機械学習の情報処理を活用した材料開発)を採用したゴム製品の高速開発などを紹介。こうした先進的でエコロジカルな製品・システムを説明した後で、デジタル専門人材の育成方法や、デジタル変革の展開法に話を移していきます。

 後半では、新しい時代の価値観に対応した顧客価値創造の手法を解説。その手法の活用例で、業界を超えた共創の事例でもある、ブロックチェーン技術を応用したプラスチック資源循環プラットフォームのプロジェクトを紹介します。そして、最後に、新時代を迎えた今、業務変革・新たな価値創造の実現には、本当は何が一番大切なのかを語ってくれました。

 数多くの先進的製品・システムの開発、他企業との共創を成し遂げてきた旭化成。その方法論と実際の成果をスライドとともに簡潔かつ具体的に学べる本講演は、組織変革・経営に携わる人にとって、今後の重要なヒントになり得るものと言えるでしょう。