変動に見舞われる今、経営者は何をすべきか

おさえるべきリスク、ガバナンス、そしてファイナンスの要諦

JBpress/2021.4.21

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※本コンテンツは、2021年2月25日に開催された「ファイナンスイノベーション2021」の基調講演を採録したものです。

早稲田大学
経営管理研究科 教授
川本 裕子氏

「世界で何が起きているのか? 日本はどうなのか?」をあらためて掌握する

 世界は今、未曾有の事態に見舞われ、めまぐるしい変動の中にいます。そしてこの変動はCOVID19によるパンデミックという感染症蔓延の事態ばかりが引き金ではありません。超大国の内向き志向や地政学的リスク、あるいはSDGsへの対応やESG投資などなど、世界はいくつもの変化と同時に向き合わなければいけない状況にあります。

 では、誰もが未体験のこうした変動の下で経営者はどうするべきなのか? おさえるべきリスクや心がけるべきガバナンスの要諦、そしてファイナンスに関わる基本姿勢などについて、明確な目的意識をもって指針を示していく必要に迫られています。そこで、私からは今世界を覆っている課題について、以下5つのトピックを柱にお話していきたいと思います。

Ⅰ, 世界の現状
Ⅱ, 日本の課題
Ⅲ, 生産性改善の必要性
Ⅳ, ガバナンス改革
Ⅴ, ファイナンスの要諦